グレートバリアリーフはまさに一大スペクタクル。 写真や映像や文章では、とてもその素晴らしさを伝えきることはできないでしょう。 世界中のどこよりもたくさんの珊瑚や魚たち、鳥たちと出会える場所。 そこで過ごす一日は、まるで絵葉書の風景に入り込んだよう…。すべてが完璧なまでの美しさです。総延長2000km以上にわたって連なる、世界最大の珊瑚礁グレートバリアリーフ。周辺には1000を超える島々が点在しています。 グレートバリアリーフへのクルーズはケアンズ滞在中のハイライトとなるでしょう。
グレートバリアリーフの島々には、砕けた珊瑚や砂が積もってできた植生のない砂洲、砂洲の上に植生が発達し、ときには熱帯雨林に覆われているような島、もとは大陸の一部で、より大きく、山や谷など複雑な地形を持ち、周囲を珊瑚礁に囲まれた島(大陸島)などがあります。 ほとんどの島は無人です。 こうした島々へはおもに日帰りのクルーズで訪れることになりますが、島でのキャンプが許可されている場合もあります。 また、美しいリゾート resorts ホテルや、バックパッカーから backpackers 5つ星までいろいろなランクの宿泊施設を備えた島もあります。
ケアンズ沿岸のおもな島はグリーン島 Green Island とフィッツロイ島 Fitzroy Island 。どちらも40分程度の船旅です。 どちらの島にもリゾートホテルがありますが、宿泊客以外の日帰り訪問者も施設を利用することができます。 どちらも美しい島で、それぞれ異なった魅力を持っています。 島では、泳いだり、シュノーケリング snorkel をしたり、島内を散歩したり、ゆったりと食事を楽しんだり、ビーチに寝ころんで読書したり、自由に過ごすことができます。 グリーン島とフィッツロイ島はどちらも比較的手頃な費用で行くことができるため、週末には地元の人たちも遊びに出かけます。
波を蹴立てて走る高速カタマラン(双胴船)、美しいヨット、昔ながらの真珠採取船から水上飛行機まで、いろいろな種類の船がGBRへのツアーを行っています。 それぞれ少しずつ違った特徴がありますが、どれも楽しいツアーです。
ほとんどのツアーは早朝に出向します。 乗船時間は天候や行き先によって異なりますが、合計1時間から3時間ほどです。 大部分のツアーはグリーン島やフィッツロイ島に立ち寄ります。 航行中は本を読んだり、ビデオを見たり、グレートバリアリーフの生態について解説を聞いたりすることができるでしょう。のんびりとくつろいでいるだけでも、もちろんかまいません。
グレートバリアリーフは珊瑚が防波堤の役割を果たすため、いつも穏やかです。 泳いだり、シュノーケルやダイビングをするには最適の環境です。また、多くのツアーではグラスボトム・ボートや半潜水艦による珊瑚礁ウォッチングも楽しむことができます。 更衣室やお手洗いは、船に設置されたものを使用することができます。
昼食は通常、シーフードやサラダ、フルーツなどバラエティ豊かなビュッフェ形式です。 現地の滞在時間はだいたい3時間ほどです。 帰航時間になると、スタッフが乗客を船に呼び集め、人数を確認します。全ての乗客を収容し終えると、ケアンズに向けて出航です。
グレートバリアリーフ・クルーズの持ち物
1. タオル
2. 水着
3. 帽子、日焼け止め
4. サングラス
5. 歩きやすい靴(島や甲板を歩くため)
6. 現金またはクレジットカード(お土産やお菓子などの購入用)
7. カメラと充分なフィルム
8. 着替え
クルーズ・ツアーを予約するときには、料金に何が含まれているのか確認しておくようにしましょう。 服装は、軽快で快適なものがよいでしょう。 パスポートや貴重品はホテルの金庫に置いておいたほうが無難です。 グレートバリアリーフを訪れる場合、リーフ・タックスが課金されます。 このお金はすべてグレートバリアリーフの保護と管理のために使われます。
f船酔いをしやすい人は、船に乗る前に酔い止めを服用しましょう。 不安な場合は、とりあえず酔い止め薬を持って乗船しましょう。 もし乗船中に気分が悪くなってしまっても、目的地に到着すれば海は穏やかなので、ちょっとした船酔いはたいていすぐに治ってしまいます。 船酔いを防ぐためには、消化のよい朝食をとり、空気のきれいなところで水平線を見ながら、たえず何かに意識を集中したり考えたりしているとよいでしょう。 泳いでいると、船酔いはより速く回復します。
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